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漲る木の生命力
実家へ帰省したときの食器棚をぼんやりとみていると・・・
あるものが染み出ているのを発見しました!
松ヤニです!!
実家は築35年程の戸建てで
キッチン背面の造作食器棚の開戸に米松柾目材が使われています。
米松は明るく赤身のある経年変化が特徴。
弊社で扱うピーラーとは、
米松の中でも大径木で木目の細かいオールドグロスのものを意味しています。
松特有の樹脂成分を含んでいるため、
ヤニ抜き煮沸処理を施した後のものを加工してお届けしています。
〈 詳しくはこちら https://muku.plus/paneling/966 〉
下の写真の左側が新品、
右側は2年程窓際に置いていたもので自然オイルを4、5回塗っています。
普段は色の変化に気づきませんでしたが
あらためて新品と比べると驚きの経年変化をしていました。
クリアの透明色でも塗装をすると材料が亜麻色になります。
木材に水を垂らした時のことを想像してください。その色です!
色が濃くなるのがあまり好きではない方は、無塗装でご使用いただくとスタートが薄い色で楽しめます。
しかし、塗装は紫外線の焼け防止や木材の保護になるばかりではなく、経年変化も全体的にキレイに深くなりますので、床材以外にも塗装をすることをお勧めしております。
是非、お部屋の中の物が、わたしたち人間と一緒にゆっくりと経年変化をしていくことを楽しんでください。
想像しなかった変化をしてくれるところに無垢材のおもしろさがあり、35年経ってもいまだにヤニが出てくるところに生命力を感じるのは私だけでしょうか(^^)?