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山口市 登録有形文化財構造物“山口高校記念館”改修工事 完了
西日本支店事務所の石丸誠二です。今年も残すところ一か月となりました。
今年初めはデルタ株コロナウィルス感染は留まる事を知りませんでしたが、年末に向けてワクチン接種の効果か感染者の急激な減少に至っています。
冬季のインフルエンザの発生・コロナウイルス感染第6波の発生も取りざたされています。
安心・気を緩めることなく継続してマスク・手洗いの感染予防対策をして行きましょう。
今回は、山口市にある平成11年8月に、文化庁の登録有形文化財構造物に登録された、“山口高校記念館”の改修工事に弊社がかかわる事となりました。(2021年10月末日完成)
(設計監理 : 山口市 小林建築設計事務所)
来年で100年目を迎える建造物です。
山口高等学校記念館は、大正11年(1922年)に旧制山口高等学校(山口大学文理学部の前身)の講堂として建築されました。
昭和29年(1954年)、山口大学文理学部と校地を交換した際、新制山口高等学校の所有となっています。
木造二階建、銅板葺、玄関の円柱と角柱を組み合わせたポーチや左右対称に配置された塔屋等、意匠的な配慮が払われています。
内部は漆喰壁と木造の装飾を基調とし、バルコニー手摺りの幾何学的装飾や正面ステージを飾る列柱等が印象的です。
平成11年8月に造形の規範となる建物として、登録有形文化財に登録され現在は、管弦楽部の活動等、在校生の教育活動の場として活用されています。
今回は階段・正面ステージのフローリングの張替え工事に、バリューナラ150幅厚貼OPCマットフィニッシュ塗装仕上げを採用して頂きました。
この様な歴史的な建物の改修工事に関われた事を感謝させて頂きます。
又、この記念館ステージから卒業されていく生徒の皆様のご多幸をお祈り致します。
(次回ブログ予告)
今迄、九州方面もコロナの影響で現場訪問出張を控えておりましたが、3ケ月後にまた面白いブログのご報告が出来る様に頑張っていきます。
ご期待下さい。
(お知らせ)
西日本支店の事務所は徳山駅から徒歩5分のテナントビルの中にあります。
事務所内には不燃トラストパネルを使用したパーティションがあり、色々な樹種が見れます。
是非、ご来社ください。