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千利休によって見出された『名栗加工』

2021年7月1日、瀬戸内観光の新たな拠点が誕生しました!

瀬戸内の島々へアクセスしやすい事で有名な岡山県玉野市の宇野港エリアは、現代アートで世界的に知られる「直島」などの近隣の島々への旅の玄関口とも言われており、ホテルのオープンで玉野市の観光の活性化が見込まれています。

 

 

 

 

 

このホテルで採用されたフローリングには、チョウナやノミなどの大工道具で独特な削り跡を残す日本古来の伝統的な意匠性の高い「名栗加工」が施されています。

木をはつるときというのは、チョウナの刃を木に叩きつけるような動作になります。木を殴っているようなイメージです。そこから「なぐり」とも呼ばれるようにもなりました。

ただ、そのまま「殴り」、ではさすがに語感が悪いためか「名栗」の字を当てられるようになったようです。これははつり仕事に栗の木が多用されたことも要因のひとつのようです。

 

 

 

 

もともと板材の表面の凹凸や皮、腐りやすい白太(辺材)の部分をはつる下処理加工でしかなかった「名栗加工」。

これを意匠材として採り入れ始めたのは千利休といった初期のお茶人達といわれています。

お茶室や数奇屋建築に好んで使われてきました。桂離宮などにもたくさん使われています。大きなものは柱や梁といった建築部材、小さなものは格子などにも使われます。

 

 

 

 

最近では、職人による手作業ではなく機械作業が中心となり、いままでにない表現方法も可能となっています。

当社では3㎜挽板を中心とした幅広複合フローリングを多数取り扱っており、ご希望に応じた加工が可能となっています。

 

プレシャスフローリング(アンティーク・表面加工)▼▼▼

https://muku.plus/flooring_menu2/precious-f

 

 

おうち時間の充実も見直されているいま、日本古来の伝統的意匠をお気に入りの場所に取り入れられてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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