スタッフブログ / スタッフのひとりごと
仙台の住宅事情について
物流センター 山田ゆき子です。
最近、朝晩冷えるようになってきましたね。
紅葉の季節ももうすぐ!心待ちにしています^^。
今回のブログは、先日出張に行ってきました「仙台の住宅事情」について、
得意先様のお話や、実際に見て、感じたことをご案内させていただきます。
私は震災後、仙台を訪れたのは2度目。1度目は、ちょうど1年前。
その際に、震災の経験や現在でも抱える問題を、目に涙を浮かべ、ゆっくり話して
いただいたことを私は忘れられません。
東日本大震災より3年半が経過し、以前と比べて、住宅市場もだいぶ落ち着き
を取り戻してきているようです。 しかし、現在抱える悩みもあり、本当の意味での
復興はまだまだこれからだと感じました。
なかでも、「災害復興住宅建設の遅れ」は、大きな問題になっています。
原因は、職人不足です。 職人不足の影響で、内装などの手配ができなかったり、
リフォームに大幅に時間をとられることも多く、退去後のリフォームに1ヶ月かかったり
することもよくあるそうです。
職人が確保できないこともあり、大手メーカーでは通常相場より更に高い金額で
職人を確保し、年間通して職人が仕事できる環境を提供している会社もあるようです。
また、材料費の高騰や人材確保の影響等で、建築費が値上がり、土地の坪価格
も上昇、震災前の平均年収が大幅に下がっている中、厳しい状況です。
他にも、「みなし仮設住宅」の問題や、若者の働き場所等、数えきれない問題があり、
「頑張ろう東北」と願いつつ、私に何が出来るのかと心を痛めているばかりでしたが、
あるときこんな本をみつけました。
『負けられない戦いが、始まった。』
「震災が、全てを奪っていった。家族も、財産も、故郷も、夢も、明日も・・・。
でも、決して奪えなかったものがある。
希望、笑顔、やさしさ、唄うこと、生きる勇気、感謝の涙、信じること・・・・。
戦いは、始まったばかりだ。」
小さな私に何ができるか。 今できること、それは笑顔のお届けと、やはり募金
を続けること。
一日も早い震災からの復興を心よりお祈り申し上げます。
仙台牛タンも忘れずいただきました(#^.^#)幸せ。