スタッフブログ / スタッフのひとりごと
大阪・関西万博に行って参りました! part3
◆大屋根リングから発せられる木造建築のチカラ
2025年大阪・関西万博に行ってきました。
“材木屋”として、やはり気になるのは「木材がどう使われているか」。
そんな視点で、会場を見て回りました。
万博会場を巡る中で、強く印象に残ったのが中国館。
なんと、エクステリアからインテリアまで、ほぼすべてがバンブーで構成されていました。
3mmほどにスライスされたバンブーを縦横に貼り合わせた板で造作材や什器が作られていて、
そのスケール感は圧巻。
思わず「一体何m3使っているんだろう?」とつぶやいたほどです。
日本ではまだ採用例が少ないバンブーですが、明るくすっきりとした表情で
広い空間にもとても調和していました。
また、バンブーは成長が非常に早く、伐採から再生までのサイクルが木材と比較して圧倒的に短い(バンブー 5年 成長が早いとされている植林木 10年)ため、サステナブル素材としても注目されています。
その環境特性も含めて、改めてバンブーに魅力を感じました。
館内にはAIやロボットも導入されており、伝統と先端技術が違和感なく共存しています。
いくつかのパビリオンを見て回った中でも、中国館は素材・文化・技術の融合という点で特に見応えがあり、おススメのひとつです。
そして圧倒されたのが、ゲートをくぐるとすぐに目に飛び込んでくる大屋根リング。
今万博を代表する“象徴的存在”であり、最大の“見どころ”でもあります。
そのスケール感、そして木の持つやさしさと迫力に思わず立ち止まり、じっと見上げました。
自然と浮かんできたのは、この建築に関わったすべての方々への感謝の気持ちです。
伐採、製材、加工、運搬、設計、施工……
それぞれの現場で力を尽くされた皆さんの姿を想像しながら、同じ業界に身を置く者として、心から敬意を表したいと思います。
この大屋根リング、万博終了後にどうなるかはまだ決まっていないようです。
「2025年の万博で、こんなにも素晴らしい木造建築があった」と、後世に語り継がれる存在になってくれたら嬉しいですね。
なお今回訪れた中国館は、当社とも取引のある会社が手がけています。
バンブー製品の生産を主としており、長年の実績のある会社です。
当社では下記の商品を取り扱っています。
◆アンティークバンブー 三層 ネイチャ―
18×125×1210mm ブラック
https://muku.plus/p_flooring/757
バンブーならではの節を残し、熱処理を施す事で自然なアンティーク調の仕上がりを
実現しています。耐久性も高く、傷つきにくい商品です。
サンプルのご用意もございますので、お気軽にお問い合わせください。